フェザースティックがうまく作れない?ナイフを研げばOKですよ

クマくん

焚き火するとき、フェザースティックでワイルドに着火したい。でも初心者には難しくて…。うまく作るコツってあるの?

今回はこういった疑問を解決しまーす。

こんな人向け

  • ワイルキャンパーを目指している
  • フェザースティックをマスターしたい
  • カッコよく披露して友達に自慢したい

ナイフをシュパッと取り出し、おもむろに薪を削る。連れてきた友人は「何事だ?」と疑問な顔つきだ。

そんな表情を横目に、僕は答える。これかい?フェザースティックさ。
何なんですかその茶番は

クマさん

いやー、キャンパーの憧れですよね。僕も初心者の頃はよくやってました。ファイヤースターターで着火すると達成感がある。

とはいえ、肝であるフェザースティックがなかなかうまく作れないんですよ。あれ、めっちゃムズイ。

熊五郎

上手に作るコツはあるんか?
ナイフを研げばうまくいきますよ。他にもちょっとしたコツがあるので、この記事で共有しますね。

というわけで本日のテーマ。「フェザースティックでワイルドにキメようぜ!」ご覧ください。

フェザースティックをうまく作る3つのコツ

ポイントは以下のとおり。

  1. ナイフを研ぐ
  2. 削る向きを確認
  3. 薄く、長く、を意識

ぶっちゃけ①だけでもだいぶ改善されると思います。ひとつずつ深掘りしていきましょ。

①ナイフを研ぐ

足元にはフェザーもどきの残骸。汗だくで「なぜだ…」と立ち尽くしていたあの頃の僕よ。ナイフを研げ。

これだけ数こなしてるのに上手くいかない!絶対にナイフが悪い!」と、砥石を購入しました。

結果、それが功を奏する結果に。

クマくん

やっぱり、ナイフは切れ味が大切なんだね。購入したまま使ってもダメなのか

バトニングくらいならそのままでも十分なんですけど、フェザースティックのような繊細な作業は別でした。

砥石を調べてみると、#1000とか#5000などの数値が記載されてました。あれって何なんですか?

クマさん

分かりやすくお伝えすると「どんな感じで研げるか」の目安です。スペックのようなものだとお考えください。

ガッツリ研ぎたいなら数値が小さい物を。大きい数字は仕上げでササッと研ぐイメージ。

熊五郎

おめぇはどんなやつを買ったんだ?

#1000#5000がセットになったものを購入しました。基本的に#1000で削るだけでも十分。

2,000円くらいの安物でOKですので、まずは砥石をお試しあれ。

②削る向きを確認

薪には「ならい目」と「逆目」っちゅーのがあるみたいなんですわ。

要するに「削れやすい向き」と「削れにくい向き」が存在するんスね。薪の表面をなぞってみそ。

指触りが滑らかな方向と、引っかかる方向があるはず。

滑らかな方に向かって削ればいいんですね

クマさん

その通り。いくら切れ味の鋭いナイフを使っていようと、刃を滑らせる向きを間違えるとうまくいきませぬ。

あと、フェザー作りには“広葉樹”よりも“針葉樹”の方が向いているので、薪を買うときの選択肢として覚えておきましょう。

③薄く、長く、を意識

同時に実践するのが難しいなら、どちらか片方だけでもオーケー。

フェザー作りで意識すべき事

  1. 薄い羽を短くたくさん作る
  2. 太い羽をながーく連ねる

見栄えなんて気にしなくて良いんです。どうせ燃えて灰になるんだから。

熊五郎

たしかに、上手く作ったところで意味ないか。飾るわけでもないし
たとえ雑な仕上がりでも、3〜4本集めれば着火は余裕。

目的は達成できるので「うまく作ろう」と気負わないことも大切ですよ。

悲報:フェザースティックは不毛な話

ここまで解説しといてアレですが、僕はもうそんな面倒なことやってません。

クマくん

え…?ちょ、あの、え??
疲れるでしょ。それに時間もかかる。誰かと一緒にキャンプするなら、サクッと着火させた方がスマートです。
じゃ、今はどうしてるんですか?

クマさん

バーナーファイア!フォーー!!です。

着火するならバーナーが最強

湿り気味の薪でさえ、頑張れば強制的に着火できます。というか、そういう状況だとバーナー以外は無理ゲー。

考えてもご覧なさい。フェザースティック作ってから着火するまで、どれだけの手間がかかるか。

ザッとこんな手順

  1. バトニングで薪を細くする
  2. フェザースティックを作る
  3. 木屑を集めて火をつける
  4. フェザーに火を移す
  5. 細い薪から投下していく

ライターやトーチを使うならまだしも、ファイヤースターターで着火するのは絶望的に時間がかかります。

熊五郎

手慣れたキャンパーでも、軽く20〜30分は消費する作業だな

バーナー使えば5分かかりませんよ

冷静に考えましょう。絶対のゼッタイに、バーナーの方がスマートです。

コスパ最強のガスバーナーは?

SOTOから発売されているフィールドチャッカーが至高。コイツで着火に失敗したことありません。

4年ほど現役で活躍してくれています。これがたったの2,000円ちょいなんて信じられます?
それだけ使えば、完全に元はとれましたね

クマさん

SOTOの純正ガスもコスパ良し。キャンパーならひとつ持っておいて損はない逸品です。

「フェザースティック作るの、実は面倒だと思ってたんだよな…」というあなた!

もう観念してフィールドチャッカーに頼りましょ。

まとめ:フェザースティックは趣味の領域

かつて持っていた“ワイルドキャンパーへの憧れ”は綺麗サッパリ消え去りました。

涼しい顔でフェザー量産できるとカッコイイとは思いますが、僕には向いてませんでしたわ。

クマくん

まあ、冷静に考えてもバーナーで着火した方が楽だもんね…

「なに言ってんだ!ロマンがねぇだろ!」という人は、以下のポイントを意識して頑張ってください。

フェザー作り3つのコツ

  1. ナイフを研ぐ
  2. 削る向きを確認
  3. 薄く、長く、を意識
砥石でナイフをアップデートするのが一番良さげですね

クマさん

熊五郎

ホームセンターで薪を買うなら、針葉樹を選ぼうな

というわけで、今回は以上でーす。またねー!